 | 9・11倶楽部 (文春文庫) (2011/06/10) 馳 星周 商品詳細を見る |
” 都知事による 新宿浄化作戦で 両親を中国に強制送還された 戸籍のない子供たち ”
主人公の 救急救命士が
たまたま 救急勤務で 遭遇した 少女
妙な因果で
知り合った 病弱の少女の 治療のため
そして
大都会東京で
孤独と貧困という 不遇な環境で 力を合わせて 力強く生活している 子供達を 救うため
自ら 生活を 犠牲にして
時に 法を犯し 中国マフィアの 手先となりながら 懸命に 力を尽くす 主人公
平凡な救急救命士 と 孤児たちとの 葛藤 や 心の触れ合い
理不尽な現実 と 社会に復讐するために 計画された 無謀な行動
現実離れをした ストーリーだと 思いながらも
新宿歌舞伎町の アンダーグランドの世界を 抉り続ける
馳星周ワールドに どっぷりと 浸りながら 読みきってしまいました
” 不夜城 ” に 出会って以来
時折 無性に ” 馳ワールド ” に はまって みたくなります
読後は いつも
” 夜の世界の片隅で 世間に背を向けながら 生きている アウトロー気取り ”
単純で 染まりやすい私ですが
こんな 小説の楽しみ方も あってよいと 思います
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